2012年5月22日火曜日

コロンブスの話

15世紀にはもう地球は丸いということが常識になっていて、ヨーロッパでは、アフリカの先っぽを回らないでも西の方角へずっと進めばインドに着くというのもコンセンサスになってた。

ただし当時の高名な学者たちの計算によればヨーロッパからインドまでは1万キロ以上はなれてるので、その頃の食料の保存法や航海技術では、インドまで補給なしでたどり着くのは無理というのもまたコンセンサスだった。

みんなが西回りでインドに行くのは無理だと思ってた時にコロンブスが現れて「インドまでの距離は5000キロだから補給なしでもいける」と言い出して本当に出発してしまった。学者たちはコロンブスを見て「インドがそんな近いわけないのに。あのバカ遭難して二度と帰ってこれないぞ」と嘲った。

学者たちのいう通り、インドがそんな近いわけなく、正しかったのは高名な学者たちだったわけだが、いまその頭のいい学者たちの名前を言える人はほとんどいない。方やインドまでの距離を思い切り勘違いしてたコロンブスはご存知の通りアメリカにたどり着き、世界中の教科書に名前が載っている。

実話かどうかわからないけど、無鉄砲なバカが世界を変えるという話





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