2014年7月4日金曜日

会社を見た目(ウェブサイト)だけで判断するのは良くないという話

Leucadia National Corporationという会社がニューヨークの520マジソン街にある。5番街のユニクロのすぐそばだ。


Wikipediaによれば食肉や鉱山、林業などのほかに不動産開発、林業などを子会社に持つ持ち株会社だ。一番大きな事業は2013年に買収した中堅?投資銀行のJefferis Groupだ。その他にはヘルスケア会社や資産運用会社も持っており、先週末には元SACのCOO(Solomon Kumin)が始めるヘッジファンドに資金提供することがニュースになっていた。

1970年のハーバードビジネススクールの卒業生二人、Ian CummingとJoseph Steinbergが経営している会社で、彼らが創業したわけではないが、会社を大きくしたのは彼らのようだ。

ハーバードMBAが場当たり的に会社を買って大きくした節操のない会社だなと思って、Leucadiaのサイトを見てみるとインターネットが普及し始めたころのホームページのような装い。




こういう会社はどこかで見たことがある。たしか何年か前に摘発された投資詐欺の会社がそうだった、とか考えていたらBerkshire Hathawayも同じようなやる気のないサイトだった。



今までLeucadiaのことは知らなかったけれど、アメリカではそれなりに存在感のある会社らしく、この記事ではウォーレン・バフェットやカール・アイカーンと並んでLeucadiaとその経営者(CumminとSteinberg)の名があげられている。

それによればLeucadiaの投資ルールは次の通り
  1. どんなに市場が熱狂していても「払いすぎるな」
  2. 人々が欲しがり必要としている製品やサービスを提供する会社を買え。そしてそれをできるだけ安く高品質で提供しろ。コスト削減と品質向上に手抜きをしたりやめたりしてはいけない
  3. 繰越損失(NOL)により課税されない利益は課税される利益より価値がある。
  4. 勤勉と誠実さの見返りに従業員は能力給で報いろ
  5. 払いすぎるな!
まともだね。


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